HSC後の留学:日本・マレーシア・カナダ・イギリス・オーストラリア・ドイツの6ルート比較

先月、ナラヤンガンジから兄妹が事務所に来ました。妹はHSC(高校卒業資格)を取ったばかり、兄は大学2年生。お父さんが座るなり聞いた一言は「先生、実際いくらかかりますか」でした。これが一番正直な質問です。そして正直な答えはこうです——国によって差が大きすぎて、同じ家庭でもある国なら無理なく通え、別の国なら2年で貯金が底をつく、ということです。
そこで今日は6か国を並べて、お金・IELTS・アルバイト・卒業後の4つの基準で比べます。私は日本に住んでいたので日本びいきな部分はありますが、逆に「あなたにとって日本が向かない場合」もはっきり言います。
まずお金の話——バングラデシュからの留学費用は実際いくらか
学費も為替も入学時期ごとに動くので、以下の数字はおおよそと考え、申し込む前に最新の金額を必ず確認してください。
- ドイツ:公立大学の授業料はほぼ無料ですが、ブロック口座に約11,900ユーロを預ける必要があります。現在のレートで約15万タカ。怖く見えますが、これは費用ではなく自分の生活費です。
- 日本:日本語学校の学費は年間約7〜8万タカ、国立大学は5〜6万タカ。寮やシェアハウスなら生活費は月4〜6万タカ程度で収まります。
- マレーシア:最も安く、学費は年3〜5万タカ、生活費は2.5〜3万タカ。初年度は約8万タカで回せます。
- カナダ:学費だけで年25〜40万タカ、生活費が別。資金証明を含めると初年度40万タカ以下は難しいです。
- イギリス:学費は年22〜35万タカ、ロンドンなら家賃でさらに上がります。
- オーストラリア:学費は年25〜35万タカ、シドニーやメルボルンでは家賃だけで月8万タカを超えることも。
ここで学生が必ず聞くのが「一番安い留学先はどこか」ということ。書類上はドイツかマレーシアです。ただし安さは簡単さとは別で、条件も競争も違います。
IELTSと言語要件——多くの計画が静かに崩れる場所
保護者はIELTSが唯一の入口だと思いがちですが、そうではありません。
- カナダ・イギリス・オーストラリアはIELTS Academicが必要で、通常6.0〜6.5。イギリスは5.5でファウンデーションに入れる場合もありますが、その分お金がかかります。
- ドイツは英語プログラムならIELTS 6.0〜6.5、ドイツ語プログラムならB1〜B2。
- マレーシアはIELTSなしで入学できるプログラムも多いですが、上位大学は必要です。
- 日本はここが特殊です。日本語学校ならIELTSは不要で、JLPT N5程度の基礎があれば十分。大学なら英語プログラムはIELTS、日本語プログラムはJLPT N2が必要です。
私はいつも言います。IELTSがなくても日本やマレーシアの扉は閉じていません。ただしN5を「簡単」と勘違いしないでください。ダッカでN5に受かることと、東京の教室で講義を理解することは別の話です。
アルバイトと卒業後——ここが本当の分かれ目
多くのエージェントが言わない部分を書きます。
カナダ:学期中は週20〜24時間働け、卒業後就労許可も強力で、永住権への道も明確。ただトロントやバンクーバーの初期費用は多くの家庭には現実的ではありません。
オーストラリア:労働条件は良く時給20〜25豪ドル。ただし留学生の学費は毎年上がり、永住権のポイント制度はかなり厳しくなりました。
イギリス:2年間の卒業後ルートはありますが、ロンドンでアルバイト収入だけで暮らすのは厳しいです。
ドイツ:年120日(半日換算240日)まで働けて学費も無料。ただしドイツ語ができないと良い仕事は見つかりにくく、卒業後の就職活動にも時間がかかります。
マレーシア:在学中の労働は限定的で、卒業後の永住ルートはほぼありません。安い、しかしそこで終わりです。
日本:週28時間まで働けます。コンビニ、飲食店、倉庫など。時給はおよそ1,000〜1,300円で、月11〜14万円。学費の半分近くを自分で賄えます。卒業後はエンジニア、IT、看護、ホテル管理などで採用が続き、日本語が上手いほど正社員採用が早くなります。
ただし注意点。日本での最初の6か月は本当に大変です。言葉がわからないと電車で迷い、英語を話してくれる人は少なく、多少の余裕資金がないと生活が苦しくなります。「仕事のためだけ」に来て言語を学ぼうとしない学生は、2年後に何も残らず帰国することが多いです。
自分に合う国を選ぶための簡単なふるい
私はいつも3つ質問します。
- 年間8〜10万タカを出し続けられるか——日本、マレーシア、ドイツ。
- 年間30万タカ以上を出せるか——カナダ、オーストラリア、イギリス。
- IELTSはないが言語を学ぶ気はあるか——日本かマレーシア。
全体のスケジュールはHSC後の日本留学ガイドに書きました。日本語学校と大学の違いはこちらのガイド、卒業後にどのビザになるかは留学ビザ・SSW・就労ビザの比較で整理しています。奨学金を考えているなら奨学金ページから見てください。
まだ国そのものを決めていない人が学生ビザの相談先を探すのは、むしろ賢い動きです。書類や資金証明を間違えると、他がどれだけ完璧でも申請は止まってしまいますから。
私はイノチ・グローバル・エデュケーション・インスティテュートで学生の相談に乗っています。ナラヤンガンジのチャシャラ、カレッジロードの事務所にご両親と一緒に来ていただければ、お茶を飲みながら数字をゆっくり確認しましょう。日本留学の全体プラン——書類・費用・スケジュール——は日本留学サービスにまとめてありますので、まずあなたに何が合うかを一緒に決めましょう。
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