EJUは何点必要?国公立と私立の目安とバングラデシュ出身者向け12週間計画

いちばん多い誤解は、「EJUには決まった合格点があって、それを超えれば入学できる」というものです。
実際には全員共通の合格点はありません。大学ごと、学部ごとに条件が違います。日本語だけを見る学校、日本語と数学を見る学校、さらに独自試験や面接を加える学校もあります。まず志望校を決め、それから点数を逆算するのが順番です。ほかにもよくある誤解を順に見ていきましょう。
誤解:国公立は全科目ほぼ満点が必要
そこまでは求められませんが、国公立は私立より高めです。私がバングラデシュの学生に伝える目安は、日本語(400点満点)でおよそ260〜300点、数学や理科(100点満点)で60〜80点です。東京大学や京都大学などの最難関はさらに上ですが、多くの国公立では射程に入ります。これはあくまで概算なので、必ず各大学の最新の募集要項を確認してください。
誤解:私立は点数をあまり見ない
私立のほうが基準は低めですが、ゼロではありません。日本語で200〜240点前後、数学で50点前後を求める学校が多いです。早稲田・慶應・上智などはずっと高くなります。EJUの代わりにJLPT N2で出願できる私立もあります。1校に賭けず、3〜5校のリストを作り、大学一覧から調べ始めましょう。
誤解:数学コース2は難しいので全員コース1でいい
コース1は文系、経済、経営、社会科学向け。コース2は工学、理学、医学など微積分や行列を使う分野向けです。選ぶのは自分の得意不得意ではなく、志望学部の指定です。工学部にコース1で出願しても受理されません。HSCの数学に自信があればコース2も十分可能で、本当の壁は日本語での数学用語です。
誤解:6月と11月はどちらでも同じ
役割が違います。6月は最初の挑戦で、11月は再挑戦の機会になります。多くの大学はどちらの回も認め、高いほうの点を使う大学もあります。ただし11月の結果は1月ごろに届くので、出願期間がかなり窮屈です。私のおすすめは、少なくとも6月に一度受けること。申込みの流れも体験できます。バングラデシュでのEJU申込みの日程や費用は毎年変わるので、JASSOのサイトで確認してください。
誤解:日本語さえできれば点は取れる
日本語は土台で、読解と聴解でN2レベルが最低ラインの目安です。ただしEJUには記述式があり、時間も厳しいので、JLPT対策だけでは足りません。JLPTガイドで形式をつかみ、EJUの過去問を時間を計って解きましょう。注意点として、ネット上の模試には古いものが多いので、まずJASSO公式のサンプルを使ってください。
誤解:12週間では足りない
すでにN3〜N2程度の日本語があれば現実的です。ゼロからなら難しいです。私の計画はこうです。
- 1〜3週目:試験の構成を理解し、志望校とコースを決め、診断テストを1回受ける。
- 4〜6週目:最も弱い科目に1日2時間。日本語の語彙と数学用語を固める。
- 7〜9週目:週2回の時間制限付き演習とミスノート。
- 10〜11週目:通しの模試と記述練習。
- 12週目:軽い復習、睡眠、会場と受験票の最終確認。
今週できることは三つ。志望学部の募集要項をダウンロードする、公式サンプルを1回時間を計って解く、出願資格を確認する。留学ビザとCOEのスケジュールもEJUの結果時期に関わるので、早めにビザ要件のガイドに目を通してください。費用面では国公立の授業料(年間約53万5,800円、概算)は私立より低いことが多く、奨学金もEJUの成績が条件になる場合があります。詳しくは奨学金のページをご覧ください。
私はInochi Global Education Instituteのダッカ・北バッダ(プラガティ・サラニ)事務所で学生の相談を受けています。日本大使館から約13分の場所です。点数と目標を現実的な計画にしたいときは、日本留学のカウンセリングサービスをご利用ください。
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